「外せよ……こんなおもちゃ。」 いつもより一層と低いハル君の声が、私を縛る。……怖い。彼が怖い。 「お前は、芹沢 ユズキはこんなもんで 簡単に縛れる女じゃない。」 ……ハル君?……どうしたの? 貴方は何に……怒ってるの? 「オレは、お前を芹沢 ユズキを誰よりも理解している。」 ……なんで?ハル君は誰を見ている? 「お前は貴金属は嫌いだよなあ? だから、オレはお前にあえて贈らない。」 ……だめだ……食われる…… 「外せよ、ユズキ。 金属アレルギーのお前に、ネックレスは毒でしかない。」