そんな桃果から告白されたのはもう1年も前のことか…。




1年前の放課後女子に呼び出されて告白されていた。


俺には好きな子がいたからフった。当然のこと。


でもフるのは少しだけ心が痛む。




そんなことを考えながら女の子が出ていったドアから俺も帰るために出ようとした時――





『星那君っ!』





1人の女の子がすごい勢いで教室に入ってきた。


その子は…





『桃色…?』





俺の好きな子だった。





『あの…ね、私…』