部屋に戻り、おもむろにアルバムを開いた。

わずか3ページのアルバム。

薄くて写真の数は少ないけど、笑っているいずみと達也が写っていた。

…懐かしい…。

優しく笑う達也の顔。

大好きな兄。

…いつからだろう

家族がバラバラになったなは。

アルバムを床に置き、いずみはベットに横たわった