桃色先生。

高崎はまたあたしに質問した。

「で。あんた何してんの?授業は?」

「うーん…と。」

サボりです。なんて言えない。

一応先生だもん。

目をそらして考えてるあたしを見て

「…サボり?」

あたしは黙ったまま、コンクリートの床を見つめていた。