翌日 『…おはよう』 少し不機嫌そうに席に着く莉茉。 「「「おはようございます、蒼竜様♡」」」 蒼竜の取り巻きの女子が一斉に挨拶する。 『だーかーらー!!! 莉茉は学校にいる最中は、莉茉なの!! 蒼竜じゃないの!!! あっち行って!!』 莉茉がうるさそうに追い払う。 「いつ、莉茉ちゃんが蒼竜様になるか分からないから、そばにいます!」 『はぁ? もう、嫌!!!』