『…圭とか、たくらんでた感満載だけどねぇ〜!』 「…ギク」 『ギクって言ったぁ!! ねぇ、聞いた!? あいつ、今ギクって言った!!! あてずっぽうに勘で言ったのにギクって言ったぁ!!! いつか…覚えてろよ…』 声が低くなりながら、莉茉の背景に黒い靄が見え…なくもない。 その殺気に青ざめる圭。 「…ブルッ! わ、悪かったって!! そんな新学期早々に殺気出すなよ!!」