その声にバッと振り向くと、それぞれ各々に痛々しい包帯と絆創膏をつけながら、立っている4人。


『豹!遼!東!優!


うそっ…!?



本当に…!?

幻とかじゃないよね…!?』


ヨロヨロと4人に向かって手を伸ばしながら歩いていく。


「だから、勝手に殺すなって!」

「生きてるよ笑」

「今までの中で傷は一番ひどいけどね笑」

「ってか、莉茉の方が酷いじゃん、
なんで起きてんの?」


4人の言葉には多少トゲがあるが、顔は笑顔で…。


『おにーちゃん!!!』


莉茉が4人に向かって走り、抱きつく。


4人は優しく受け止める。