『結翔のおねーちゃん、失格だね』


「失格…じゃないよっ…!」


莉茉の言葉に不安がよぎり、否定する結翔。


『ふふ、ありがとう。




でもね、失格だよ…。









総長としても、失格。

だって、大事な仲間を壊滅的にしてしまった…。


傷つけてしまった。

苦しい思いをさせてしまった。


挙げ句の果てには、みんなを殺してしまったんだもん…。




おねーちゃんね、総長を辞めよ「ダメッ!」』


結翔が莉茉の口を小さな手で一生懸命塞ぐ。