圭の言葉に春希の方を見ると、ジトーッと恨めしそうに見てくる春希。 「お、男の嫉妬は程々にしろよっ! お前の睨み、地味に殺気が入っててこえーんだよ!」 「だったら、莉茉から離れろ!」 バリッと莉茉と圭、そして巻き添えで沙耶がはがされる。 「わ、私も!? …もう、莉茉ったら嫉妬深い男拾ったね…」 『…? 春希のこと? 嫉妬深くても春希は春希でしょう? …そういうところもひっくるめて…好きだもん』 「おねーちゃん、もう僕のこと…好きじゃないんだね…ウッ…ズズッ…グズッ」