真っ暗な暗闇の世界で蒼竜は目を覚ます。


何も見えない。


手を伸ばしても先が見えない。



そんな中、突如として暗闇の世界から桜竜が現れる。


『桜竜っ!』


桜竜に手を伸ばしても手は宙を切る。

桜竜は蒼竜のことを見つめ、真顔で一言つぶやく。


「仲間は死んだ」


『…』


すると桜竜は消え、天竜が現れる。


「誰のせい?」


『っ…!』


続いて銀竜。


「お前は弱い。誰も守れない。

…なのに、女総長…?」


『ごめんなさい…!』



闇竜。



「恋なんかするから、仲間を失った」



『許して…ごめんなさい…』




黒竜。





「お前は女総長。


女総長の宿命は、恋をしない。

女総長は、永遠に血にまみれ策略と裏切りの渦の中で生きる運命。



女総長は普通の女の子ではない。一生」



『…っつ……』



「「「「「お前には失望した」」」」」


5人の背中が遠ざかっていく。


『いやだっ!
待って!!


行かないでっ!!!!!







置いてかないで!!!』


手を延ばしながらバッとベッドから起き上がる。