蒼龍が落ちていた短剣を拾ったかと思うと次の瞬間。 ドサッ ツヴィークが血だらけで倒れる。 「嘘だろう?!! ツヴィーク!!! おい、ツヴィーク!? 何やってるんだ!! まだ、スリープする時間じゃないぞ!」 慌てて獅子雄がかけよるが、息をしていなかった。 倒れたツヴィークの体には短剣が深々と突き刺さり、血がとどめなく出ていく。 蒼龍は片膝をつき、呼吸を整えていた。 そして、獅子雄にギョロリと目が行く。