「俺が先に莉茉を見つけるんだ!」


「わたくしよ!」


すると、後ろから遠慮がちに


「あー、お前ら」


「あ、沖田総司風先生」
「あら、佐藤先生」


「よーし、俺は佐野の方に味方につこう!」


「あ、ひっでぇ!生徒差別だ!」


「冗談に決まってるだろう!

それより、張り合うのはいいことだが、今何時だと思ってる!?


とっとと、部活行くなり帰るなりしろ!!!」


「「おー、怖い怖い!」」


「じゃ、帰るとするかな」


「わたくしも部活に行かなくては…!」



「「先生…

ばいびー(ですわ)!!」」


そう言って走り去って行く2人。

ポカンとしている佐藤先生。


「はーい、ばいびー


…ん?」


佐藤先生が目をパチクリさせ、迷宮状態に入る。


チッチッチッポーン!


佐藤先生の頭の上のハテナマークがビックリマークに変わる。


「あ!




なめられてる!?

くっそぉおおおおお!!!!!」