未来から下剋上しまーす!



そこにはハニーブラウンの髪の間から紅の瞳をより一層輝かせながら、壁に寄りかかりながら立つ蒼龍がいた。


「あーらーらー!!!

蒼龍生きてんじゃん?


ちょっとちょっと、ツヴィークさん?


ちゃんとやってよ!」


「アノコウゲキヲウケテ、ナオ、オキアガルカ…!」


少し驚くツヴィーク。


『…仲間に、手を出すなって言っただろ……!!』


蒼龍は視線を4人と桜竜に向けた後、ツヴィークを見る。


『なぁ?俺言ったよな?


てめぇ……』


蒼龍の周りの殺気がどんどん大きくなっていく。


壁がビリビリと音を立て、震える。