『やばいっ!』 蒼龍は両腕を十字にして、後ろに飛ぶ。 しかし、重い衝撃が直撃する。 『うぐっ!ごほっ…。 下がっても…この威力かよ…!』 「ウシロニサガッテ、ショウゲキヲ…サゲタカ」 「おい、蒼龍! 俺らも加勢するっ!!!」 『余計なことすんじゃねぇ!! 黙ってろ』 「でもっ!!!」 食い下がる天竜に気を取られていると… 「蒼龍っ!前!!」 『っく!』 桜竜の叫びにハッと視線を前に戻すと、すぐ目の前にツヴィークが。