『大丈夫だって! お姉ちゃんが結翔のこと守ってあげるって言ったでしょ?』 莉茉は痛みを隠しながら微笑み、結翔の頭を撫でる。 「うんっ!」 『ごめんね、桜竜。 今日、暴走しちゃうかもしれない…。 その時は逃げろ。 俺をおいて、逃げろ。 …いいな?』 「う…ん…」 ガッシャーーーーーーーン!! 『始まった』