もーにんぐ(朝)


黒いオーラが背後からムンムンと漂ってくる。


『?』


ふと、後ろを向くとそこには黒い負のオーラを身にまとう春希が。


『何か…不機嫌…?』


すると、莉茉の真っ正面に立つ。


「夜斗はやめとけ。

絶対に好きになるなよ」


口を開いたかと思うと、夜斗のことを悪く言われた莉茉はムッとする。


『なんで?いい人じゃん。


言っておくけど…夜斗は莉茉の傘下に下ったの。


どうしようと、どうなろうと…莉茉は莉茉なりの道を進むの。

邪魔しないで。





それに誰を好きになろうと人の勝手でしょ?


春希くんにはソラナがいるんだし?』


ふいっと顔をそらす莉茉。


春希はその莉茉の顔を掴み、向き合わせる。