ソラナは満面の笑顔で春希の腕を取る。 「はるきィ!!帰ろォ?」 「…あぁ」 ズキンッ 誰かと誰かの心の音が重なった。 『…痛くないよ。 もう、忘れるんだから。 こんなの…すぐに慣れる…』 「俺は…手放したくない。 夜斗より俺の方が…。 信じてくれよ…」