傘下に下るための三日月の誓いを交わした夜の宴会であっという間に架坐南族と蒼水蓮は仲良くなっていた。 その宴会の荒れ具合は酷いことひどいこと…。 まぁ、そんな話は置いといて。 「では、夜斗さん。 莉茉おねーちゃんのことをよろしくお願いしますね」 結翔がぺこりとお辞儀する。 「あぁ、任せとけ!」 夜斗が嬉しそうに結翔の頭をわしゃわしゃと撫でる。 『ほらほら、行くぞ』 莉茉が夜斗をせきたてて、学校に向かう。