「時間よりも大きさですわ!

わたくしのほうが愛が大きい!」


「俺の方が!」


『あぁっもう!うっさい!


そうやって言い合いし合ってるあんた達の方がお似合いなんじゃないの…?』


「「だれが、こんな奴と!(ですわ)」」


2人は綺麗にハモる。


『期待通りの返事とハモり具合ありがとう。


そんな2人に莉茉からプレゼント』


そう言うと、莉茉は1つだけキャンディを取り出し空中に放り投げる。


そのキャンディは綺麗に弧を描きながら2人の視界の上を通る。


『ほーら、莉茉の大好きなミラクルキャンディ。

しかも、期間限定商品の残り1個!


誰がキャッチ出来るかなー?』


その言葉を聞いた瞬間、2人の目が輝き出す。