「ったく…なんなんねん。 急に襲ってくるとか…」 夜斗が首をコキコキと動かしながら、片手に男子を1人持ちながら莉茉のいるところまで来る。 そして、ペイッと男子を倒れている仲間達のところへ放り投げる。 あっという間に莉茉の周りにいた2年の男子達が山のように積まれていく。 『架坐南って…こんな強いんだっけ…あれ…』 少し動揺しながら急所を抑えながら地面に倒れこんだ千暁を見る。 『こいつ…気絶してんのかな…?』 「おい、伊吹。 どけ」 『えっ…』 その言葉で莉茉が夜斗の後ろに隠される。