「でも…途中で倒れたりしたら…」


「春希、莉茉サンともう関係ないんでしょウ?


好きじゃないんでしょウ?




なら、もうほっとけばいいじゃないですカ。


もう、2人には関係なんか…






・・
無いんですヨ」


冷たく言われた現実。


先に口を開いたのは…



『そうだね。

2人の邪魔してごめん。


早く消えるね』


ーーーー莉茉だった。


莉茉は体育館の外に出た。


体育館の中の寂しさとは違い、外は莉茉達で起こったことなど関係なく試合が進んでいた。


『ばいばい。


恋心。




ばいばい。




春希くん』