外からキャーキャーと悲鳴が聞こえる。 時計を見るともう、14時。 サッカーが始まっている時間だ。 圭も沙耶も…春希もサッカーだ。 自分を心配してくれる人など来るはずがない。 自嘲気味に笑い立とうとする。 しかし、痛みで立ち上がることさえままならない。 『だっさ…。 沙耶のことを助けようとして自分で怪我するとか…。 本当、最近ロクなことない…』 顔を伏せた時