独りぼっちで孤高に生きていくしかないのだ。 自分を守れるのは自分だけ。 守ってくれる人など…いない。 『痛い…! 全てが痛い…。 足だけじゃない…心も… 痛いんだってば!! 助けて…助けてっ!』 初めて言った莉茉の懇願するような願いは誰にも聞かれていなかった。 また、沈黙が体育館の中に漂う。