「ソラナちゃん、お疲れー!」


「ソラナちゃん、すごかったー!」


ソラナと同じメンバーの子が笑顔でソラナに話しかける。


「ありがとウ!
お疲レ!

楽しかったネ!

じゃあうち、春希探してくル!
じゃあネ!」


「うん、またねぇ!」


「ひゅーひゅー!ラブラブー!」


「エヘヘ!」


からかいにデレデレとしながら、体育館を小走りで去って行くソラナ。


「なーんだ!つまんなーい!」

「本当本当!」

「てっきり蒼竜様が勝つのかと思ってた」

「なんか、蒼竜様…後半全然ダメだったじゃん」

「ねぇ笑
最後のシュート、ひどかったよね笑」

「あれはひどいよねぇ!」

「なんか、蒼竜様にはガッカリしちゃった」

「蒼竜様、普通じゃない?」

「あ、もう次の試合始まるよ!」

「キャア!!そうだわ!」

「雷翔様がサッカー出るのよ!」

「きゃあん!見に行かなくちゃ!」


蒼竜ファンの女子達が放った言葉もまた莉茉の心を強くえぐった。