顔に滴る汗をぬぐいながら、必死にガードする。 『いや、違う…。 俺の動きが…悪い…。 思うように動かねぇ。 左足が足枷のようだ…。 重たい…痛い…。 …まずい。痛み止めが切れてきた。 こんな早く切れるはず…ないのに! なんで…!!』 悔しそうに顔を歪める蒼竜。 「なんか、蒼竜様…調子悪いのかな?」 「すごい汗かいてるよ」 「なんか、顔も時々歪めてる…」 蒼竜ファンが心配そうにざわめく。 「……痛み止めが切れてる…」 圭がボソリと呟く。