決勝戦


「これより、決勝戦を始めます。
3年7組Aチームvs3年7組Bチーム」


「きゃぁあん!!」

「蒼竜様ぁああ!!」


「がんばってぇええ!」


『…ったくうるせぇ…』


口をひくつかせながら、位置に着く。


「蒼竜様!
優勝しますわよ!!」


『分かってるよ、本気』


そう言うと蒼竜は目をスッと細める。


視線の先にはソラナがいた。


「逃げてないんですネ…。

嬉しいデス。



うち、決めましタ。
この試合の結果をどうするカ」


ニヤリと不気味に笑うソラナ。


『へぇ、どんな試合結果?』


「それはやってからの…お楽しみ…でしょウ?」


その途端、ソラナが動く。