「何その顔!?! やっぱりどっか痛めたんだ!! どこ!?」 『だ、大丈夫だって…! 歩けるし…』 「歩けるとかが問題じゃないって! この後、試合だよ!? 決勝だよ!? それなのに…ごめん……。 っていうか! 私なんて、ほっとけばよかったのに!」 涙目になりながら、蒼竜に頭を下げる。