すると、ソラナが壁に着く前に地面に手を当て、急停止する。


「そこまでクソじゃないカラ」


『へぇ…じゃあ、マジで本気にやるよ』


そう言うと、蒼竜はパーカーを脱ぎ捨て腕をボキボキ鳴らし、肩の包帯を外す。


そこからはグロい傷が…。


「蒼竜っ!
包帯外しちゃダメッ!!」


沙耶が上から指摘する。


『悪いけど…これが重くて仕方ないの…。


また、終わったら着けてよ。
よろしく』


「へへン!
弱点発見!」


『勝手にどうぞっと』