『俺は怪我してる時点でハンデあるけどな…。
まぁ、お前相手にこれぐらいハンデがあってもいいだろう…』
蒼竜は木刀をバキッ折り投げ捨てる。
「あぁ!うちの一張羅ガ!」
折れた木刀を見て悲鳴をあげるソラナ。
『余所見してていいのか?』
蒼竜はソラナの襟を持ち、上に上げる。
『どうして欲しい?
投げて欲しい?
落として欲しい?』
「離して欲しい…」
『悪いけど、売られた喧嘩は買って、キッチリ返すのが蒼水蓮のお決まりなんだ。
キッチリ返させてもらうからな』
そう言うと、片手でソラナを壁に向かって投げる。



