放課後 それから、莉茉は教室には戻ってこなかった。 春希は自分の倉庫で頭を抱える。 「俺がなにしたっていうんだ…? わかんねぇよ…。 俺だって…話したいのに…! なんで話してくんねぇの…!? 俺は話がしたくて仕方ないのに…! 俺の何が悪いんだよ! クソッ!」 そう言って倉庫の地面を拳で殴る。 しかし、虚しくゴンッという音が響くだけだった。