そこに頬に痛々しいガーゼ、所々に絆創膏、肩には包帯が巻かれた莉茉が登校してきた。 「莉茉っ!」 沙耶が莉茉に抱きつく。 『わっ! ちょ…!肩には触らないで! 痛いからっ! ってか、どうしたの?』 沙耶の頭を撫でながら、残りの2人に問うが黙ったまま。 『つっかえない男たち…。 まぁ、いいや。 沙耶、保健室行こう? 目を冷やさないと…』