「お前…人殺しになりたかったのか…!?」


驚き後ずさる圭。


そんな圭をシカトして続ける沙耶。


「このまま、蒼竜が荒れて傷だらけになって暴走したらどうするの!?


昔みたいに戻って欲しくないの!!!



蒼竜は…!
女の子なんだよ!?!

あの世界にいても!女の子なんだよ!?!



莉茉が苦しんだり、死ぬようなことがあったら…私は春希君を……許さないから」


沙耶はひどく暗い顔で言い終わり、圭の胸で泣く。


春希は困ったように眉を曲げる。


それを見ていたソラナがニヤリと笑っていた。


『3人で何してんの?』