その顔は笑顔で周りのファンクラブ外の女子達を真っ赤にさせた。 「そういや、莉茉は何の種目出んの?」 春希がニコニコ笑顔のまま、蒼竜に問う。 「蒼竜サンが何に出ようが出まいが、春希には関係ないでしょウ? それよりもソラナとたくさんお話ししよーヨー!」 その瞬間 ガンッ!! 『俺、バスケ。 無理なら他のなんでもいい、勝手に決めろ。 俺は帰る』 机を蹴り飛ばし、バッグを持って出て行く。