その中で、おねーちゃんのワガママで仕方なく少し過去を歪めてるんデス。 過去を歪めるのを最小限にする役目を負わされたのが僕デス。 不用意な言葉を発して過去の皆さんの未来を歪めるわけにはいきませン。 最悪は僕が未来にいない過去も出来かねないんデス。 分かってくださイ」 真剣な顔で言われたこの言葉に返す言葉もなく沈黙が始まる。 「じゃあ…リュタ… お前は俺等の将来がどうなるのか…知っているのか…!」 リュタは揺るぎない瞳のまま、コクリと静かに頷く。