「大丈夫ですヨ。

居候の身なんですから本来は洗いざらい全てお話ししなきゃいけないのに…ごめんなさイ。


ちょっとだけ、お話ししますネ。





本来、僕は乗らなくても良かったんデス。


僕はおねーちゃんのように将来が暴走族一本というわけではありません。


僕…こう見えても大学の研究所の特待生として、入れてもらってるんデス。


だから、別に族を存続させたいから乗ったって訳じゃないんデスヨ」


「じゃあ…なんで?」


「興味本位で乗っただけデス!


そろそろ僕のお話の一部は終わりデス。



それよりも僕はお2人の行動が気になりまス!


何してるんですカ?」


顔をワクワクさせながら覗いてくるもんだから、仕方なく口を割る2人。