『…桃果、顔真っ赤だ…』 顔を隠したくて隼斗君の胸に顔をうずくめる。 『あたりまえ、だよ…だって隼斗君との…キス、だもん』 『…桃果』 『っ!』 つぶやかれる色っぽい声色にビクッとする。 『桃果…… ――――愛してる』 隼斗君からの愛の言葉に骨抜きにされてもたれかかる。 それから帰る時間までずっとくっついていて甘い時間を送った。 きっと明日からは他の恋人みたいに手をつないだり、ご飯を食べたり、帰ったりできるんだろうな…って思ってたけど 次の日からまた前みたいに戻ってしまった。