「…」 「…」 2人で帰る帰り道はすごく静か。 でもその沈黙は決して気まずいわけじゃない。 私としては少し前を歩く隼斗を心置きなく見れるから嬉しい。 「…お邪魔します」 「俺の部屋行ってて」 「うん」 階段をあがってすぐのドアを開けて入る。 前と変わらない白と黒が基調のモノクロの部屋。 ベッド近くの絨毯の上へ座る。 しばらくして隼斗がお茶を持って入ってきた。 「ありがと」 「ん…」