紅〜kurenai〜










人違いだったらどんなに良かっただろうか。



人違いだったら貴方を苦しめることもなかった。

























不意に顔を上げた彼と固まったままの私の視線が絡み合う。







その瞬間


「……っ」





電流が流れたかのように身体の芯が震えた。