「”サクラ”だからねぇ〜。…の割りには随分仲良いみたいじゃん」
窓から下を覗いた時、登校してくる生徒の中に霜村サクラとアイを見つけた。
それも一緒に歩いている。
いや、少し先を行く霜村サクラをアイが心配そうな顔して付いて歩いてるって感じか。
結局は、アイも仁人もそして俺も。
全員あいつに興味示してるわけじゃん。
少しずつ心ん中をグチャグチャにされちゃってるわけじゃん。
寛人は違う意味で興味示して愉しんでるけど。
あんな思いをしたのに、結局俺は人間である以上、”情”っつーもんを捨てらんねえわけだ。
「…フッ」
殺したいくらい憎いけど、どこまで行ってもいつまで経っても弱い自分自身が1番嫌いで殺したくなる。
