母が再婚した相手の子供さんが、なんと
イケメン三兄弟で、なんと、私と同じように生まれた季節が名前に入ってるという...

なんて奇跡なんでしょう...

コンコン...

ここは、3男、私と同い年の秋人の部屋


シーン...

応答なし。
扉オープン。

みんながいうほどはしゃげるものなど部屋にはない。

シンプルな部屋でほとんどが黒。

秋人の部屋が1番わんぱく感あるけどそんなのまったく。

机にベッド。棚にクローゼット。テレビにソファーといった至って目立つものが無い部屋。
机の上で金色に輝くあるもの以外は。


「おーい、秋人!起きて!」

秋人は同い年だし話しやすいし、絡みやすいからタメ口。

170の長身を丸める秋人。
もともと猫みたいなのに更に猫化してる。
可愛げのあるかっこいい顔。
まつげながいなぁ。
くせっ毛も似合ってるし

「さみぃ、布団とるなよ...春奈」

「あんたが起きないからでしょ?」

「...あと...10分...」

「へぇ、じゃあ...」

私はその、金色に輝く物を手に取った

「これ、奪っちゃお」

「わあぁぁぁ。起きます起きます!!」

「おはよう、秋人(ニッコリ)」

「おはよーございますぅ...」

私は手に持った金色に輝く...トロフィーを机の上に戻した。

バスケの大会で優勝した時のらしい。

かなり大切なものだそうで。