「えぇぇぇぇぇ!」
な、な、なんで!?
他にもっといい子いるじゃん
なんで梨々香……!?

「小さい頃からずっと好きだった、でも、もう気持ちが止められないんだ」

「…でも。。」

「お願いします。俺と付き合ってください。お前は俺にとって世界中で一番大切な人なんだよ。」

「…大切な人…」

「今答えをだせないなら、まだ先でいい。何年たっても待っているからさ」

「…分かった。必ず返事する」

ガタンッ
「終わったみてぇだな」

「…」

「そんな顔すんなよ、あんまり俺のこと避けんなよ?」

「避けないよ!」

「はいはい笑」

「なんで梨々香なの」

「お前が好きだからだよ」

「…///」

「かわいすぎ、俺じゃなかったら襲ってるぞ?」

「お、おそっ…///」

「嘘だよ、帰ろっか」

「うん」


私たちはこの日手を繋いで帰った。
遊園地での気持ちではなくて、明らかにその気持ちとは別な感情が芽生え始めていた。