まだ袖を通していない制服。
思いきってイメチェンした髪型。
「よし。準備できた!行ってきまーす!」

朝のきれいな空気!
今日は髪もイイ感じにアレンジできたし、良いことありそうだな〜

ブブッ!
「あれ?麻優からLINEだ!」

麻優とは私と同じ中学だった女の子。すっごく可愛くて、とにかくモテる...。
LINEの内容は「おはよう!」だけだった...
まあ、麻優らしいというかなんというか。
「ぷっ...笑」

私は1人で吹き出してしまった。

ボスっ!!
「わわっ!すいません、よそ見してて!」
「...............。」 ペコッ

その人は軽く会釈をして去ってしまった...。
「ほのかなキンモクセイの匂い...。」

顔が見えなかったけど、同じ高校の制服だったな~。
また会ってお詫びをしたい...

バッ!! あれ、目隠しされた...?
「私は誰でしょ〜??笑」

この可愛くて、癒される声はっっ!!
「麻優!?」
「ピンポン♪だいせいかーい!!すごぉい!なんで分かったの〜!?」

いや、なんでって言われましても...

「そりゃあ長い付き合いですからっ!笑」
「まぁ、そうだね〜!!...そういえば髪カワイイね♡似合ってるよ!」
「ありがとう!じゃあ行こうか〜」
「そうだね〜」

クラス麻優と同じだったらイイな〜♪
楽しみ~!