「落ち着いたか?」 未稀夜が淹れてくれた珈琲に口をつけながら、頷いた。 みっともない姿見せたな…。 「もう離して。」 もう大丈夫だから。 って意味で言ったつもり。だけど 「あぁ。悪い。触られたくなかったよな。」 って離れた叶汰。 叶汰の言葉に、蜜流も蜜希も未稀夜も暁葉も、苦い顔をした。 そんな訳で言ったんじゃない…。 それを素直に言えば良いのに、言えない私。