振り向くと、やっぱり彼が居た。





金髪で、片方を編んでる彼が。





「………………叶汰…。」





なんでヤンキー集団に居るの?





「朱鳥……。」





叶汰の顔は悲しげで





ゆっくりと、足を公園の中に踏み入れる。





彼も、ゆっくり私に近づいてくる。





なんだろう…。





すごく胸がドキドキする。




さっきまで抱いてた、母に対しての嫌悪感が無くなっていく。





彼の前までくると





「朱鳥。」





ホッとしたような顔をされた。





それに私もホッとする。