「そっ。3時間は帰って来ないで。」





それは無視して、自分の部屋に入る。





「あ〜や〜ちゃんっ!早くしよーぜ?」





気持ち悪い男の声が部屋の外から聞こえる。





3時間って、21時?くらいか…。





「まだダァメ!娘が居るから。」





「え〜?!あやちゃん娘さん居るの〜?」





「そ〜よ!見えないでしょ?」





ドクンと嫌な音をたてる心臓。




またあの時みたいに…。





頭をぶんぶん振って、リビングを通らない方から、玄関を出た。