True Love

「…………笑った?」





失礼な事を言う叶汰。





私だって笑う時は……って、最後に笑ったのいつだったけ?





「朱鳥、笑ったよな?」





「う…ん。」





私も戸惑ってる。





澄が居なくなって、笑えなかった私が笑えた…。





それって君が私の中から消えちゃうの?





そんなの嫌!!





嫌だよ…。





ずっと、ずっと君と一緒に過ごしたんだ…。





忘れたくない。





「か…える。」





「ドアが閉まります。駆け込み乗車はお止めください。」





ホームにアナウンスがながれてた。