True Love

「間もなく閉館時間となります………―――。」





「もう終わりかぁ。楽しかったね!」





手を繋いで、水族館の外へ。




「……………朱鳥っ。」





高く。でも、良く聞き取れる声。





そんな声が朱鳥を呼んだ。




前を見て固まる朱鳥。





俺も固まる。





だって、目の前には、朱鳥の母親が居たから。





朱鳥が、ギュッと強く俺の手を握る。





だから、言葉で言わず"大丈夫"って言うように、強く握り返した。