二十歳になりました。





「ねぇ、澄。月日が経つのって早いね…。
大切な人と過ごした、あの時間が懐かしい。」





1年振りの澄との会話。





つのる話もあるけど、今日は大事な事がある。





「さて、名残惜しいけど、またね!

あっ、後ね………………。

凄いでしょう?まだ、誰にも言ってないんだからね〜!」





澄に手を振って、呼んでおいたタクシーに乗る。