「兄弟愛も良いけどな。」





叶汰の低い声が聞こえて、体が固くなる。





「朱鳥、お前いい加減にしろよ!!!!
どんだけ心配させれば良いんだよ!!!!
俺はお前に言ったはずだろ!!
離さねーって!」





未稀夜から叶汰に抱きしめられた。





「頼むから、居なくなるな。」




震えてる叶汰の体。





未稀夜よりも震えていて、どれだけの苦痛を与えてしまったのかって後悔した。




「ごめんねっ。皆、ごめんねっ。
でも、












ありがとう!!」





笑顔で皆に言った。