もう…………いいや。





皆の側になんて居る資格、ないよ。





「行かなきゃ……。」





自分の鞄を手に、ソッと起き上がった。





靴を履いてカーテンを開いたら、窓から見える空は暗かった。





ソッとドアを開けたら、密かな話し声。





駄目だ…。





窓を開けて、階数を確認する。





2階だ…。





すぐ脇に、非常階段。





運が良ければ…。





そう思って、非常階段へ跳び移った。